通常のエレベーターは、出入り口が同じ方向にある(一般型)。しかし、バリアフリーを目的とした、既存の鉄道駅などに追加設置されたエレベーターは、もともとエレベーターを設置することを考えていないところに設置するため、階の上下で同じ方向に入口を取ることができない場合がある。そのため、側面や背面に別の出口があるものもある(到着階で「後ろのドアが開きます」や「こちらのドアが開きます」などと合成音声による案内がされる)。大規模病院や事業所などでもストレッチャーや貨物搬送の都合から両側トビラ型を採用するケースがある。
かごが2階建てになっているダブルデッキ・タイプのエレベーターも存在する。多くの場合、かご自体は、建物の2階分に相当する単位で昇降し、1階部分は常に奇数階に、2階部分は常に偶数階に、それぞれ停止する仕組になっている。昇降路(シャフト)あたりの輸送力が、1.5倍から1.8倍程度に向上するというメリットがあり、建物のフロア面積を効率的に利用できる。一方で、奇数階・偶数階間の移動ができない、一方の階の利用者が他方の階の利用者の乗降を待つ必要がある、といったデメリットもある。昇降人口が多い大規模高層ビルで導入されることが多い。
近年の導入事例では、六本木ヒルズ森タワーのエレベーターがこれに該当する。なお、同エレベーターは、建物の階高の違いを吸収するため、かごの上下階の間隔が可変であるという特徴を持つ。
エレベーター